忘れてしまいたい

 

「アーロン、オレのこと好き?」

「・・・・あぁ」



 気だるそうに、目を伏せながら答える仕草。

 そっと近付いて、俯いた頬に両手を添える。

 その顔を持ち上げて、そっと唇を寄せた。

 互いの瞳が閉じられ、



 触れる様に唇を重ねる。



 アーロンは、甘い感覚に身を委ねながら、そっと片眼を開けてみた。



 閉じられた瞼が、少しだけ、震えている。



 キスの途中で眼を開けて、

 その小刻みに揺れる金色の睫を見詰めるのが、



 すきだ。



 それでも、



 いつか離れて逝く、自分。



 それならば、いっそ















 忘れてしまいたい。



 大好きで、



 大嫌いな、









 小さな恋人。
















scince 14 jun.2002












ティアロなのか・・・これ?

しかも短いし・・・

でもね、私の文、初!!
完全両想いだよ・・・・(驚)

 

 

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