眠る森
[2]
「面白いところがあるのだよ」
そう持ちかけたのは、私と瓜二つの男だった。
たまたま入ったバーで、偶然出会っただけの、全くの赤の他人。
「君は、口は固いほうかい?」
そう聞かれ、まぁそうだね、と答えると、
「では、教えてあげよう」
真っ直ぐに伸びた長い髪を、楽しそうに指先で弄びながら、「誰にも内緒にしておくれ」と、嬉しそうに微笑んだ。
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2005.07.21
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